2025年10月7日火曜日の夕方、
掲題の通り千葉ロッテマリーンズの荻野貴司選手と石川歩選手が退団するプレスがリリースされた。
#荻野貴司 選手が今シーズン限りで退団することになりましたのでお知らせします。
本人とはコーチ就任の打診を行うなど、話し合いを行ってきましたが現役続行の意向が強いことから、本人の意思を尊重し退団する運びになりました。▼荻野選手コメントはこちらhttps://t.co/zKoBiCrzzo#chibalotte pic.twitter.com/WGwCrMo8o6
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) October 7, 2025
#石川歩 投手が今シーズン限りで退団することになりましたのでお知らせします。
本人とはコーチ就任の打診を行うなど、話し合いを行ってきましたが現役続行の意向が強いことから、本人の意思を尊重し退団する運びになりました。▼石川投手コメントはこちらhttps://t.co/cBeLJVBuw1#chibalotte pic.twitter.com/drAmaaXEuC
— 千葉ロッテマリーンズ (@chibalotte) October 7, 2025
この記事では長年マリーンズファンとしてチームと選手、プロ野球を応援してきた身として思ったことを綴る。
私について
私は2007年ごろから千葉ロッテマリーンズを応援している。
埼玉県所沢市出身、埼玉西武ライオンズのお膝元であるにも関わらず。
なんで所沢出身なのにマリーンズを応援しているかというと、
当時は横浜高校から入団した期待のホープ・成瀬善久投手や、
第1回WBCにも出場し、2005年のリーグ優勝(※)に貢献した西岡剛選手・今江敏晃選手・里崎智也選手のプレーに魅了されたからだ。
あと当時では常識だったメガホンでの応援をせず、声とクラップ、ジャンプで圧倒する応援のスタイルに魅力を感じたからだ。
※当時のルールではリーグ優勝なのでそう言っているが、
ルール上正真正銘のリーグ優勝では無いので私の本心では優勝ではないと思っている。
色々面倒なのでここでは2005年にマリーンズは優勝したとする。
ちなみに印象に残っている試合が次の3つだ。
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ベニーが細川を背負い投げ(現地で見てた)
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オーティズ、栗山の右前安打の打球にグラブを投げて当てて、スリーベースにする(テレビで見てた)
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WBC2023 ep0. 〜山口バタフライエフェクトと井口の胴上げ〜(現地で見てた)
何を思ったか
掲題の件に戻ろう。
結論から言うと私は今回の両選手の戦力外通告にも近い形での退団は「正解」だと思う。
過去振り返ってみますと、何かうまくいかなくなることがあった時に大幅なリセットをし、しっかり振り返りをやり切れないままに次のシーズンに向かうということを過去何度か繰り返してきています
VISION2025は終わり、一般企業でいうところの次なる中計を策定するにあたり、次のアクションとしての決断と見受けられる。
客観的に両選手の今年の活躍ぶりを振り返る。(以下敬称略)
荻野については開幕は右膝の怪我で出遅れるも、夏ごろに二軍戦で復帰。終わってみれば二軍ながらも打率3割は残している。
石川については二軍で7試合に登板し、防御率は4点台。
荻野については十分一軍でも活躍できる見込みはある。
しかし一軍の外野を見るとルーキー西川史礁や藤原・高部・山本・山口・和田といった若手による外野争いが激しい上、代打の切り札として岡や角中がいる。
新監督・サブローおよび球団は試合に出れば一定以上の成績は残すものの、
来年41歳であり、怪我がちな荻野よりも数年先の未来を見据えて若手に賭けたのだと思われる。
また石川については一軍・二軍ともに先発の駒が少ないためいて欲しい人材ではあると思われるが、二軍での成績や、肩の故障と故障と加齢によるパフォーマンスの低下を見据え、ここでコーチ打診をしたと思われる。
もちろん両選手とも数少ないながらもタイトルを獲ったり、日本代表・オールスターに選ばれたりと球界を代表する選手であり、ファンからの人気も根強い選手ではあるが、
ビジネスとしてコストカットはせねばならない上、
プロスポーツチームである以上、一番の目的は勝利であり、ひいては優勝なのである。
プレスを目にした時、真っ先に驚いたことと寂しさを感じたが、
今年最下位ながらも投打・投手野手問わず期待の若手が出てきたことを考えると高坂氏のいう大幅なリセットもしょうがないと割り切れた。
千葉ロッテマリーンズ球団に期待すること
早くリーグ優勝してくれ。できれば来年。
荻野も石川も人気選手だし、マリーンズのユニフォームを着て引退試合をするもんだと思ってた。
引退したら荻野はキッチンカーでOgifarmの紅芋シェイクを振る舞い、石川は南房総にでもサウナを作って悠々自適に暮らせもんだと思ってた(妄想込み)。
どっかの誰かが言ってたが阪神も鳥谷や能見を退団させ、その後6年連続でAクラス、しかもリーグ優勝も2回した。
ここまでファンを失意に堕としているのだからマリーンズもそうなるんだと期待している。
VISION2025の最終年にダントツ最下位に終わり、
やいやい言う某OBやマリーンズファンもいるだろう。
しかしVISION2025が終わった今、球団が変われる最初の大きなチャンスなのだと思う。
これまでリーグ優勝できなかったことや、今年何もかもうまくいかなかったことを検証し、来年以降のシーズンに絶対役立てて欲しい。
そのためにも今回の荻野・石川の退団を無駄にしないで欲しいとも思う。
おまけ
SNSを見ていると今回の件で「ファンやめる」と言うご意見が散見されるが、やめたきゃやめればいいのだ。
もちろん球団に貢献してきた全ての選手がいる中でリーグ優勝することがベストだが、ビジネスの側面もある以上、そういかないことがあるのも事実だ。
川﨑・荻野忠・塀内・細谷・大嶺兄・伊志嶺も長らくロッテに在籍していたが残念ながらリーグ優勝を経験できず球団を去っている。
私は選手のファンであるが、それよりもマリーンズのファンである。
マリーンズの優勝が見たい。
